第2集 ❝脂肪と筋肉が命を守る❞脂肪と筋肉については



陸上をしていましたし
スポーツクラブでアスレチックトレーナーなどもしていましたし
筋肉について鍼灸学校の生理学で学んだこともあり
ある程度、知っているつもりでしたが
今回の内容は知らないことが多くて驚きました



人体には脂肪と筋肉を合わせて体重の70%もあるそうです
骨がかなりの比重になるのかな?と思っていましたが
脂肪と筋肉でこんなに体重の中の比重を占めているのですね



まずは脂肪細胞が放出するメッセージ物質について

一般的には 『脂肪』=『いらないもの』
というイメージもあるかもしれませんが
私は女子のマラソン選手にはある程度
脂肪が必要だと思っている方なので
要らないものという考えはないのですが
あり過ぎても良いものではないと思っています
でも、今まで脂肪細胞自体には
あまり目を向けられてなかったような気がするので
今後も色々なことが分かってきてほしいと思っています



脂肪は油の固まりに思えるものですが
本来は、脂肪細胞が無数に集まったもので
糖や油を蓄える油滴を持っており
エネルギーを蓄える細胞となるようです
この脂肪細胞が様々なメッセージ物質を放出していることが分かり
脳の働きにまで影響を与えていることが分かってきているそうです



『脂肪萎縮症』という
生まれつき脂肪細胞のない疾患の人に現れる
食べても食べても食欲が満たされず
食べたい衝動を抑えることができないという
病気のことをご存知ですか?
『脂肪萎縮症』の患者さんは
食べる欲求を抑えることができません
しかし、それをコントロールしないと
命を危険にさらすような疾患に罹患してしまう可能性が高くなります
そして放送で紹介された方々はとても痩せていました



脂肪細胞が放出するメッセージ物質の中に
『レプチン』という物質があるそうです
この『レプチン』には
脂肪細胞にエネルギーが蓄えられるにつれて
「エネルギーは十分あるよ」と伝える働きがあるようです
この物質が血流に乗って脳の視床下部に到達し受け取られると
脳が「もう食べなくていい」と判断し食欲を抑える指令を出し
食欲を適切にコントロールしているようです
そして『脂肪萎縮症』の患者さんは
脂肪細胞が生まれつきないため『レプチン』が放出されず
食欲が満たされないという状態になってしまうのでは?ということです
今まで『脂肪萎縮症』の治療法がなかったようですが
脂肪細胞から放出されるメッセージ物質が発見されたことにより
治療ができるようになったようです
この治療法が患者さんやご家族にとっての希望の光となるといいな!と思います



食欲のコントロールについて
私は血中の糖濃度により
脳の満腹・空腹中枢が反応することによる
と学んだと思います
この放送を見て
今までのは間違いだったのかな?と思ってしまいました
どちらも正しいのかもしれませんし
何等かの関係性があるのかもしれませんが
人の身体は様々なことを同時にたくさん行っていて
その中には似たような情報を伝える物質が
それぞれある場所によっていくつか存在するのかもしれませんね



さっきは脂肪細胞のない方についてでしたが
次は脂肪の多い方『肥満』との関係についてです
肥満の方は体型だけ見て
良く食べる!というイメージが
どうしても頭に浮かんできてしまいます
でも、肥満の方は脂肪細胞がない訳ではないので
通常であれば「レプチン」が放出され
食欲を抑えてくれるばすなので
このメッセージ物質が体内できちんと働いていてくれれば
食欲は抑えらるばすです
実際、あまり食べる量が多くない方もいらっしゃいます
しかし、食欲旺盛な方がいらっしゃいるのも事実です
どうしてなのでしょうか?
それについても今回の内容で説明がありました



肥満して食べ過ぎる人の身体のメカニズムは
まだよくわかっていないようですが
肥満は人間が食べたいときに
食べたい物を食べたいだけ食べるようになって
想定していなかったことが体内で起こっているからでは?ということで
以下のことが紹介されていたのでいくつかご紹介します


肥満して食べ過ぎる人の体内では

≪肥満している人の脳の血管の中では
血管の脂肪が邪魔して血管外へ出ていけないのでは?≫  とか

≪脳の中で血管からレプチンが出ても
レプチンと結合する細胞の働きが鈍くなり働きにくいため
指令が出せない、脳でだけ上手くいかない≫  などと考えれているようです


そうやって食欲を抑えることができない状態が続くと
肥満状態が進み「メタボリックシンドローム」に陥ります
その状態になると脂肪細胞からはレプチンとは違う
『滴がいるぞ(脂肪細胞を敵と勘違いする)』という
メッセージ物質が放出され免疫細胞が活性化しているようです
要はデマにより免疫細胞が活性化・戦闘モードになり
血管内で暴走してる状態となってしまうようです
そうやって暴走した免疫細胞は
血管内部へ入りこみ脂肪を食べますが
脂肪を食べすぎてしまい血管内で爆発すると
身体中の血管を傷つけることとなってしまい
心筋梗塞や糖尿病などの
さまざまな病気を引き起こしうるということのようです



この免疫細胞の暴走を抑えることができるのは
これからご紹介する運動をしたときに筋肉から放出される
メッセージ物質にカギがあるようです



次に筋肉細胞が放出するメッセージ物質について

筋肉の働きについては
骨と骨を繋ぎ関節を動かすことや
エネルギー代謝や熱の産生など様々な機能があります
今回の内容では
筋肉細胞が筋肉の成長を抑制する働き
記憶力を高める可能性のある働き
免疫細胞の暴走を鎮める働き などについてでした



筋肉から放出されるメッセージ物質は
総称して「マイオカイン」というそうです
その中に「ミオスタチン」
「カテプシンB」「IL-6」などがあるようです

「ミオスタチン」というメッセージ物質は
筋肉が必要以上に増えすぎると身体のエネルギーを浪費するため
これ以上増え過ぎないよう周囲の筋肉細胞に向けて
「成長しないで!」と伝え筋肉の成長を
抑えようとして働いているようです


「カテプシンB」というメッセージ物質は
運動すると筋肉から放出されるメッセージ物質のようです
これが放出され、脳に働きかけると
❝記憶力が高まる可能性がある❞という研究報告があり
今、とても注目されているメッセージ物質のようです
寝たきりになると
認知症状が急速に進むことがありますが
このメッセージ物質が関係しているのかもしれませんね


「IL-6」というメッセージ物質は
もともと免疫細胞を活性化する物質として知られています
活性化すると知られていた物質が
反対の免疫細胞の抑制の働きを行うというのです
まだ、研究が始まったばかりなのかもしれませんが
自ら実験台となって筋肉の未知なる働きを研究する海外の博士が
運動によってメタボの人の体内で異常に放出されている
「敵がいるぞ」という物質のTNFaの量を
大幅に抑える結果がでたと話されていました
IL-6は運動することで筋肉細胞から放出され
「戦いを止めて」と伝える働きをもっているようです
この番組のMCである山中先生も
「IL-6は状況に応じて免疫の暴走と抑制という
両方の作用をもつ可能性」について話されていました


この他にも運動することで
筋肉から放出されるメッセージ物質には
癌の抑制、うつ症状の改善などの研究結果の報告があり
これからまだまだ研究が進んでいきそうです



人間の体は動くことを前提としているようです
現代では長時間座って作業を行う人が多くなりました
これはどのくらい前からなのでしょうか?
人間の進化とてもゆっくりです
だから、急速に進んだ時代の変化に
まだ順応できていない部分もあるかもしれません
だから意識して身体を動かすことは人にとってとても大切です
時間がなかったり、面倒くさかったり
どんな運動したらいいのか?分からなかったり
それぞれにそれぞれの事情があるかもしれませんが
可能な限り、無理のない程度で
身体を動かさなければいけない!と考えました



この次は第3集❝骨❞が出す!若返りの物質です
これを見てさらに運動の大切さを私は知ることになりました
それは、また、次回に!





【参照】
NHKスペシャル「人体」驚きのパワー!❝脂肪と筋肉❞が命を守る