宮崎県都城市の鍼灸治療院【不妊鍼灸・月経困難症・突発性難聴・顔面神経麻痺など)】

生殖補助医療におけるリスク

体外受精が世界で始まったのが約40年前です。
以前より、リスクに対しても少しずつ分かってきたことがあります。

体外受精をされる前にはどこの医療機関でも説明会が開催されます。しかし、その説明会で不妊治療(体外受精・顕微授精)のリスクについて話をされる医療機関がどれ程あるのでしょうか。

以前は、私も体外受精のリスクについてあまり考えることはありませんでしたが、ここ最近、体外受精にステップアップされる際の金銭面以外のリスクも知り、体外受精へのリスクについても納得したうえで体外受精を行うべきではないだろうか?という考えに変わってきました。そこで、今、現在、分かっているリスクについてここでご紹介させていただきます。

 

 

受精卵取り違えのリクス

香川県で実際に起こった「体外受精卵の取り違え事故」。私は知らなかったのですが、色々調べているうちにこの事故のことをしりました。20歳代の女性だったようですが。中絶を選択されたそうです。この事故の後、日本産婦人科学会は、受精胚のダブルチェックの義務づけを行ったようですが、本当に受精胚だけのダブルチェックのみでこれらのリスクを回避できるのか?疑問の声もあるようです。

胚培養のリスク

体外培養技術は、著しく改善され、体外培養環境下でも胚盤胞まで成長しますが、現在、使用されているベストな培養環境でさえ、体内での培養環境に置き換えるには、十分ではありません。

体外での胚操作における光の影響

受精卵は、移植されて母親の体内に戻るまで胚操作の過程で可視光に暴露されます。この光暴露された卵子において活性酸素の生成を増加させ、胚盤胞でのアポトーシスを増加させることや形態的判断では良好でもDNAを切断する方法によると多くのアポトーシスを生じていることが分かっていてます。その他にも栄養外胚葉の細胞内細胞塊などのアポトーシスにも関係があり、胎児発育に影響することが予想されています。

初期胚の遺伝子発現に及ぼす影響

マウスによる体外培養した胚盤胞体内胚盤胞の遺伝子発現を網羅的に比較すると、遺伝子発現に差が認められています。これらは、リボソームの生合成、タンパク質合成、細胞増殖、膜輸送機能に関与するもの(人の受精卵にも存在する細胞です)で、細胞膜に局在する部分で遺伝子発現は両培養液で発生した胚盤胞で異なっていました。このことは、培養液は初期胚の遺伝子発現に影響することを示すものでもあります。

初期胚のエピジェニック制御への影響

もし、不妊治療によって染色体異常のお子さんが生まれたとしても、直接的な関連性を実証することが非常に難しく、医療過誤として判断はできないそうです。しかし、米疾病対策センターに所管・公表された大規模疫学調査によると「顕微授精に代表される不妊治療だが、その不妊治療で生まれた子は、自然妊娠で生まれた子に比べ、自閉症スペクトラムになるリスクが2倍になる」という調査報告があるようです。また、欧米では、自然妊娠で誕生した子供に比べて、先天性異常の発生率が高い傾向にあることも多数報告されているようで、その原因として、顕微授精においては卵子に針で穴を開けることや家畜繁殖業界から導入された精子に対する技術も背景にはあり、このようなリスクを起こしているのでは?と考えられているようです。
また、日本において、法の整備は行われていません。

生殖補助医療に大きな役割を担う培養士

「培養士さんってどんな資格がいるんですか?」
当院にお越しになられた方に質問されて、今まで、疑問に思ったこともなかった培養士さんの資格について調べました。
日本において、生殖補助医療における培養士さんの仕事は、精子の選別・顕微授精・受精卵の管理などと、とても重要な部分を担っていますが、国家資格ではなく「臨床検査技師の兼務や農学部で動物の卵子や精子の生殖細胞、及び胚を用いて研究を行っていた人」が採用されてことが多いようです。現在は「日本卵子学会」による講習と筆記試験、面接による認定方法と「日本臨床エンブリオロジスト学会」が技術検査と筆記試験により認定を受ける方法のみで、医療現場における培養士としての仕事を担っているのが現状だといいます。(ただ、近年になって、ようやく専門の養成機関が出来てきているようなので、今後、変わってくる可能性があります。)

    お気軽にお問い合わせください。 TEL 090-8913-7121 〈受付時間〉10:00〜19:00 〈定休日〉木曜日

    PAGETOP
    Copyright © リンカちりょう院 All Rights Reserved.
    PAGE TOP