今、世界でストレス対策への取り組みが始まりはじめています。
『ある日、突然、死因に変わる』キラーストレスという新たな言葉もあるように
ストレスは、人間にとって命を脅かす因子として
最新の研究により新たなこともわかってきているようです。


[ストレスの原因を避ける]
という対策を推奨しているとこもあるみたいですが、
しかし、ストレスは『そんなことで・・・』
と思うような些細なものでも
人によってはストレスになっている! ということを知りました。


例えば
『自分のコンプレックスな部分を人から褒められる』
『何を買うか悩みながら買い物をする』
『初対面の人と会う』など
日常生活で避けることのできないものもあります。
そして、一日のうちで、 ストレスを感じることが何度も何度もあり、
寝る前の状況次第では睡眠ですらストレスになるみたいです。
自分自身でストレスだと感じていないことまでストレスになっていたりして
ストレスとはとても厄介で、なかなか避けることは難しいものです。


人にとって、ストレス過剰は生命維持の危機と身体は感じます。
そのため身体の中ではストレス回避を最優先事項と考え、
真っ先にストレスを緩和するホルモンを分泌します。
しかし、このホルモンが過剰になると体内に変化をきたします。
最近では、Ⅱ型糖尿病の人ではストレスホルモン値が高い方が多くみられ
ストレスと糖尿病の関係性も考えられるようになっています。
また、ストレスを緩和するために分泌されるコルチゾールですが、
長く続くストレスでコルチゾールが多量に分泌されると
脳の海馬(記憶を司り感情に関わる部分)で、神経細胞の突起(伝達する部位)を
減少させることが分かってきているようです。
これは、認知症やうつ病につながる可能性が考えられます。
ストレスはこれら以外にも様々な身体の異変に関係していることが考えられます。
内科や心療内科だけでなく、肩こりや腰痛などの運動器疾患の症状にも
影響を与えている可能性があるとも言われています。
身体は敏感にこれらを感じ取り、懲りや痛み、不眠など様々な症状で教えてくれています。
このとき、どう対処するか?で
歳を重ねたときにどのような病気に罹患するか関係してくるのかもしれません。


ストレスは、薬で減らすこともできないし、
現代社会では自分の思い通りにいくことの方が少なくイライラすることも多いです。
また、ストレスは少なすぎても身体に異変を起こしてしまいます。
適度なストレスが一番適していますが、
自分にとって適度なストレスの量とはどれくらいなのか?測れないのが現状です。
だから、ストレスを避ける!ではなく、
ストレスをどう解消するか?
ストレスだと感じないとらえ方ができるか?が大切なのかもしれません。


ストレス過剰は 過敏性腸症候群や突発性難聴、自律神経失調症など
ストレスが大きく関係していると思われている疾患だけでなく、
不妊治療をされている方、運動器疾患の治療をされている方など
症状の発症・症状の改善スピードにも大きな影響を与えているのでは?
と鍼灸治療を通して感じています。


ストレスに強い人・弱い人がいるみたいですが、
ストレスは本当に怖いです。
小さなストレスがキラーストレスへと変わらないよう
身体が発信している何かしらのSOSを見逃さず、
症状がひどくならないうちに自分に合う対処ができる環境づくりを
早いうちに一人一人がしっかり考えていかないといけないのかもしれません。