今年も残り2ヶ月と10日ほどになりました。
今年は、新型コロナによって、
いつもよりストレスを感じた年ではないでしょうか?



ストレスを受けると、人の体は、それに素早く対応するために
交感神経が優位になり、血圧上昇、心拍数の増加などが起こりますが、
これは、自分の命を守るために何をするか?考え、動くためにおこる
自衛するための働きです。


例えば、緊張するとトイレに行きたくなる場合もあると思います。
これは、膀胱括約筋を収縮させ、排尿によって体重を軽くするためにおこり、

手に汗握るのは、急激な運動により上昇した体温を下げるためのものです。

また、外傷による出血を少なくすることや手足の筋肉に
より多くの血液を送るために顔が青くなる場合もあるかもしれません。


軽いストレスが一時的であれば、あまり問題はないと思いますが、
一時的であったとしても、自分の許容範囲を超えたストレスだったり、
長期間、ストレスが加わり続けたりした場合、
ストレスホルモンとも言われる副腎皮質ホルモンが常に
分泌され続けることになります。
これは、ステロイドでもあります。



このステロイドは、ステロイド薬として知られていると思いますが、
副作用がとても心配されている薬なので、長期の投与はされないと思います。
ストレスが長期間かかると、そのステロイド薬と
同じ成分のホルモンが体内で分泌され続けることとなります。
これが種々の健康問題の原因とも考えられているようです。



そして、ストレスとうつ病の関係については、
副腎皮質ホルモン(ステロイド)の過剰な分泌が
大脳辺縁系の海馬組織における神経組織再生を阻害し、
海馬を萎縮させることが原因との説が有力視されてもいるようです。



持続的なストレス負荷をラットに与えると、
最初は逃避行動をとりますが、やがて無動状態(絶望状態)となります。
抗うつ剤は、この実験で無動時間を短縮することが確認されています。
セントジョワールパチュリーの抽出物にも同様の効果が認められます。
(あくまでラットに対してです)





ストレスのケアとしてのアロマテラピー

抑鬱状態の高揚には、
バジルタイムなどのリフレッシュ系オイルも効果が期待されます。



その他にも大脳辺縁系を介した作用がうつ病状態に期待されている
オイルがあります。
それらを紹介していきます。



カモマイル・ジャーマン
 乾燥した花部は抗炎症作用とともに鎮静作用があるとされ、伝統療法として広く使われています。



フランキンセンス
 キリスト教の宗教儀式において、お香として焚かれることからも想像されるように、呼吸を深くし、呼吸数を減少させる作用があります。最近、エジプト酸乳香のエッセンシャルオイルの主成分として特殊なエステルが報告され、鎮静作用をはじめ、末梢血管の拡張、心拍数の低下、消化促進など、多くの薬理作用が示されています。古代から、宗教的な精神統一と精神的一体感のために使用されてきた香りには、現代社会の諸問題をも癒す作用が期待されます。



パチュリー
 経験的に、パチュリー精油に鎮静作用があることが知られています。インド古代医術(アーユルヴェーダ)にも、その神経薬理作用についての記載があります。



セントジョンズワート
 伝統的に、うつ病をはじめ、季節性情緒障害(SAD)、注意欠損性可動症(ADHD)、不安・不眠症などに使用されてきました。



(ケモタイプ・アロマテラピー Vol:97より抜粋)



これらの他にも期待できる精油があります。
・イランイラン(神経バランスを回復、血圧降下、誘眠)
・カモマイル・ローマン(中枢神経を鎮静、誘眠)
・ゼラニウム・エジプト(交感神経・副交感神経の安定)
・プチグレン(神経バランスを回復、自律神経の調整、誘眠)
・マジョラム(血圧降下、鎮静、誘眠、神経バランス回復)
・ラベンダーアングスティフォリア(鎮静、誘眠、抗鬱、血圧降下)



複数の精油を組み合わせれる相乗効果などが期待できたりします。
また、好みの香りになるようブレンドしていただくのが、いいかもしれません。