今朝、通勤途中で近所のコンビニに寄ったとき高校陸上部の先輩に偶然会いました。
鹿児島市内の方で、都城市内にいらっしゃるはずのない方なので
声をかけるとき『人違いだったらどうしよう』と思っいながらでした。
声をかけてみて人違いじゃなくてよかったです。
高校時代と変わらないスタイルと雰囲気にいつも驚かされる先輩です。
昨年の春以来、久しぶりだったので先輩に会えたのが結構嬉しかったです。


ところで、数日前、トヨタ自動車の『不妊治療休暇』についての記事を読みました。
そして、昨日『妊活か仕事か』という記事について読みました。
根本的な部分は同じだと思うのですが、
二つの方向から見て書かれているような感じがしました。


私が京都にいた頃、不妊治療で鍼灸治療に来られていた方々の中にも
お仕事を続けながら生殖補助医療と鍼灸治療を併用される方もいらっしゃいました。
その頃は、不妊治療のサポートについて制度のある会社は皆無だったと思います。
あの頃、京都市内には生殖補助医療が可能な病院は3施設でした。
生殖補助医療(顕微授精)に治療が進んでいる場合、
ほとんどの方がhMG-hCG療法を行っていたと思います。
この場合、ロング法やショート法など方法によってホルモン補充のタイミングは違いますが、
数日間は続けてホルモン補充を注射によって行うことになります。
仕事をされている方々は、仕事終了後、注射に行かれたり
仕事終了後、鍼灸治療に来られ後、注射に行かれたりしていました。
考えただけでも凄いスケジュールだと思います。
仕事の事を考慮して夜間まで注射を行ってくれるところもありましたが
職場から遠い施設もあり、移動だけでも大変だったと思います。
しかし、不妊治療は高額の費用を必要とします。
それを考えるとなかなか仕事を辞めることが難しかったり
また、仕事をすることで不妊治療だけの事を考えず
頭の切り替えができるので助かると言われる方もいらっしゃいました。
それ以外にも会社の人には不妊治療をしていることを言ってないんです!とか
仕事が好きなので悩んでいます!と言われていた方もいらっしゃいました。
京都市内の施設の考え方や方法が合わないと感じられて
神戸や大阪、北九州などの施設で不妊治療をされていらっしゃる方々も
少数ですがいらっしゃいました。
遠方へ行かれている方々にとっては、仕事しながらの不妊治療は本当に大変だったと思います。


今回、記事になっていた不妊治療に関する補助は大手企業が多く、
休暇のサポートや治療費の一部補助などでしたが
それでも数社でもそれらの制度があることに嬉しくも感じました。
企業によってサポートの内容に少しずつ違いはありますが、
制度の内容を別として制度が作られ始めたことは素晴らしいことだと思います。
この制度が全ての希望を叶える結果にはならいかもしれませんが、
制度を使える環境作りなどにも取り組んでもらって
遠慮せず気軽に使える制度になったら素敵だなと思っています。


もうひとつの記事は、不妊治療のステップアップのため
遠方の病院を受診するためにすぐにでも求職したいと申し出たが
会社からの返答は、前例がないこと、業務上のことも含め
「来春からであれば求職しても大丈夫」というものだったということでした。
会社の言い分も社員の方のすぐにでも治療に入りたいという気持ちも分かります。


ただ、ステップアップして体外受精に進んだとしても
今月から始めてすぐ『赤ちゃんを授かれる!』とはいえないことを忘れてはいけないと思います。
すぐ赤ちゃんを授かれる方もいれば、数年時間を要する方もいます。
または、残念ですが、
なかなか赤ちゃんを授かれない方もいます。


不妊治療を始めてなかなか授かることができないと
流れ作業という訳ではありませんが、どんどんステップアップの話が進んでいきます。
そうすると、あまり考える時間もなくステップアップしていく方もいらっしゃいます。
こうやって進んでいくと頭の中から不妊治療のことが離れなくなり、
苦しい気持ちを募らせながら不妊治療を続けることもあります。
年齢的な部分で高齢出産について焦らざるおえない情報ばかりが取り上げられているので
早く不妊治療を進めたい!と思ってしまうと思いますが、
少し立ち止まって、数週間でも数か月でも不妊治療のことを忘れて
生き抜きする時間があっても時間の無駄にはならないと私は思っています。
事実、そうすることでいい報告に繋がった方もいらっしゃいます。


考えすぎること、焦ることなどは不妊治療を行う場合
あまりプラスになることはないような気がします。
不妊治療が生活の中心となるのではなく、
通常の日常生活を楽しく過ごす中に不妊治療がある!
というような気持ちになれると少しだけでも気分が違うかもしれません。


『不妊治療と仕事』について難しい選択を迫られることもあるかもしれませんが、
不妊治療をされてる方が辛い思いをされていないことを心から願っています。