不妊治療で体外受精を行って胚盤胞の移植される方の場合、
最初の1回目で妊娠すると思って、
移植に望まれる場合も少なくないのではないでしょうか。
しかし、思ったとおりにならない方もいらっしゃると思います。
そして、何度も何度も採卵や移植を繰り返して
妊娠になかなか結び付かないことが続くと、
治療を繰り返すたびに不安はどんどん増してしまうこともあると思います。
不安になったりされるのは仕方のないことなのかもしれません。
受精卵のグレードが良く、
内膜の厚さやフローラ検査も異常なく、
ホルモン値も正常な状態で移植するのだから
上手くいかないはずはありません。
でも、悲しい思いをすることがあります。
そんな経験をされていたら、不安は大きくなりますよね。
その不安をどうにか少しでも取り除くことができないだろうか?と
治療をしながら、いつも考えます。
不安を完全に取り除くことはできなくても
不安を少しでも和らげることも私の役割だと考えているからです。



でも、不安とは、そんなに簡単に取り除くことができないから厄介です。
不安がなくなったと少し前向きになると
すぐに、また、不安が押し寄せてきたりして
不安に思うこと事体が良くないと分かっていても不安を取り除けなかったり!
なかなか、思うようにはいってくれないのが、心なのかもしれません。



つい、最近ですが、
そんな不安な気持ちを抱かれていらしゃる方の不安を全く和らげることができす
判定日が近づくにつれ不安が増してしまう感じに見える方との出会いがありました。
移植してから判定が出るまでは、どんな検査をしても結果を知ることができません。
結果が出なければ、不安は消えないのだと思います。
でも、少しも気持ちを和らげることができなかったことに対して考えさせられました。



そんなとき、あるスピリチュアルカウンセラーさんの本を購入しました。
その方のYou tubeを見ることを知り合った方に進められて見たところ
You tubeで話している内容が理解できなくて
もっと、きちんと知りたいと思ったからです。



全て読み終わりました。
その中には、人が感じる不安、怒り、恐怖などネガティブな気持ちを
今の自分から外す方法が書かれていますが、多分、簡単ではありません。
そして、その方法を不安を抱えている方に伝えて行っていただくわけにもいきません。
が、私の中で変化が起きようとしていることだけは感じています。



私は、高校2年生くらいの頃から考えていたことがあります。
『何をするためにこんな辛い経験をし、何をするために生まれてきたのだろう』
『この世で私の役目は何なのだろう』などということです。
昔、知り合いに話したことがありますが、
話した人達には、あまり、いい反応をもらえなかった気がします。
そして、年齢を重ねるにつれ、若いときに思っていたことは
ほとんどと言って良いほど、考えなくなってしまっていました。
年齢を重ねるにつれ、経験を積むことにより、それらを考える余裕がなくなっていました。
ネガティブな気持ちが積み重なっていく感じだったのかもしれません。
だから、私も周りの人に対して、私の負の感情を受け取ってもらうようなことを
してしまっていたことがたくさんあります。
話すと楽になるような気がしていた!というか、
誰かにとても聞いてほしくなってしまうから!という感じでした。



でも、このスピリチュアルカウンセラーの方の本によると
この誰かに話しをすること!という行動で不安や心配を手放すことはできないそうです。
一時的に気持ちが楽になったように感じますが、
話すことで、自分の中に根付くことになり、
ネガティブな気持ちが増幅することになるそうです。



それと、皆さんは、相手に寄り添って・・・と言われたことはありませんか?
この仕事をするようになってから相手に寄り添ってと言われてきました。
でも、寄り添い方を間違えると、相手にとっては、あまりいい結果にならない
とういうようなことも本の中に書かれています。



それらのことも踏まえて、私はこの本を読んで、
昔、考えていたことを鮮明に思い出したのと同時に頭が混乱しています。
この本で言わんとすることは理解できます。
そんな経験をしたこともあるので、そうだな。とも思います。
私は、治療のとき、不安な気持ちや嫌なことがあったときなど
伝えてほしい!と思っていますし、そうお話しします。
そして、それに対して、辛いことだな!思えたらそう言葉にしてしまいます。
たぶん、そこまでは、このままでいいのだと思います。
後は、その後、私がどんな言葉をかけるのかが大切なのだと思うので、
自分に色々と問いかけていますが、きちんとした答えがでません。



でも、ただ、このまま悩んでいるだけでは答えがでないので、
答えが出るまで何度でも読んでみようと思います。
とても良い本に出会えたと思っています。