不妊と免疫

通常、女性の身体の免疫機能の中には、精子に対して、免疫学的寛容という自分の体の細胞ではないけれど、その細胞を攻撃しないように働く働きが備わっています。そして、その働きがきちんと機能しているか?を調べるのがフーナーテストと言われる検査になります。

しかし、不妊と免疫との関係はこれだけではなく、たくさんの免疫細胞や免疫細胞が分泌するサイトカインなどとの関わりが報告されるようになりました。それらについてご紹介させていただきます。

妊娠とNK細胞

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◎ 母体の免疫学的寛容(トレランス)

お母さんは、出産するまでにたくさんの免疫学的寛容(トレランス)により自分とは違う細胞を受け入れることが必要となります。
以前から着床した胚の周囲には多くの母体リンパ球が集まっていることが知られていました。これは、胎児がお母さんに認識され受け入れられていることになります。胎児は、お父さんとお母さんの細胞を受け継いでいるのでお母さんとは異なる細胞になります。ですから、本来の免疫学からはお母さんから拒絶される可能性もあります。その胎児がお母さんから拒絶されないのは、妊娠時には免疫学的寛容(トレランス)が存在するからです。このトレランスを獲得することにより、胎児は子宮内で成長し、出生後は母乳で育つことができます。マウスの研究では妊娠期間中に限って父親抗原特異的トレランスが存在することが分かっています。その証として,母親のリンパ球の父親リンパ球に対する反応性の低下や,脱落膜中での細胞傷害性T細胞の減少が報告されています。
免疫学的寛容(トレランス)は、胎盤に対しても起こります。

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