宮崎県都城市の鍼灸治療院【不妊鍼灸・月経困難症・突発性難聴・顔面神経麻痺など)】

鍼治療によるストレス緩和と妊活

不妊にストレスが関係していることは分かっている。だから『何とかしたい。』『何とかしなきゃ。』と思ってはいるけれど、自分だけでは何ともできないということもあります。また、ストレス解消や緩和のために色々やっているけれど上手くいかない。なんてこともあるかもしれません。そして、いつの間にか気がつかないうちにストレス反応によるさまざま影響が出てしまっていることがあります。
実は、不妊治療や妊活に鍼灸治療を加えることでストレスによる影響を緩和し、ストレス反応により起こっている身体の変化を除ける可能性があります。

ストレスの影響を受けた自律神経

不妊とストレスにもストレッサーによるストレス反応について説明させていただいていますが、ここでも少しご紹介していこうと思います。

なぜ、ストレッサーより自律神経が影響を受けるか?
それが、なぜ、不妊治療や妊活をされている皆さんにとって良くないのか?ということに触れていこうと思います。

私達が生活している中で大切なのは、自律神経の交感神経または副交感神経のどちらかが優位になり過ぎてはいけない。ということです。自律神経はこの2つの神経が天秤で平衡に保たれている状態が良いと言われています。
しかし、ストレッサーとなりうる刺激があり過ぎるといつも緊張しておかないといけないので交感神経が優位となっている状態が長く続きます。逆に少なすぎると緊張する必要がないのでやる気のおこりにくい副交感神経が優位の状態が長く続きます。ですから、日常生活の中では、緊張が続くと疲れますし、緊張がないと動くのが嫌になってしまうのでこれらの刺激が適度にあったほうがいいと言えます。但し、大切なのは、そのストレッサーが自分で処理可能な強さなのか?ということです。その処理可能なストレッサーの強さは人によって処理速度も処理能力も異なってきます。もし、自分の処理能力よりもストレッサーが強すぎたり、多すぎたりした場合、その都度、そのストレッサーとなる刺激を減らしたり、取り除いたりしていかないと体の中でストレッサー過剰となり、ストレス反応として交感神経が優位になり、また、ストレスホルモンと呼ばれる副腎皮質コルチコイドが分泌されたりします。どちらも自分の生命を守るために行動するために必要な反応となりますが、これにより体内の様々なところに変調をきたすことになります。

ただ、ストレッサーは、認識できているものと認識できていないものとがあます。自分で注意していても、突然、何等かの形で降りかかってくる場合もあります。自分では回避しようと行動していたり、考えたりしていても避けることが不可能な場合もあります。ですから、日常生活の中でストレスを受けない。ということが難しいことだとも考えられます。

私達が日常生活を送っている中では、ドキドキしたり、イライラしたり、不安になったりと交感神経が優位になってしまうような出来事が多いです。不妊治療や妊活されている皆さんには、この交感神経の優位状態となった原因を取り除いたり、または、原因を取り除くことが難しい場合はストレッサーによるストレス反応の緩和をしてお願いしています。

不妊治療をされている多くの方が不妊治療を開始される前からプレッシャーがストレッサーとなっています。それに加え、不妊治療のため病院を受診し始めたことによりさまざまな多くのストレッサーに遭遇することにもなります。例えば、最初に不妊の原因を調べるために様々な検査が行われます。その検査結果を聞かれるまでの時間、『何か異常が出たらどうしよう。』と不安になった場合、これもストレッサーになります。また、体外受精をされる場合だと採卵時には『採卵できるだろうか。』数日後には、受精確認をしなければいけないので『受精できてなかったら。』など、検査や治療を行うたびにストレッサーにと遭遇することになってしまいます。
また、不妊治療中は不安な気持ちになりやすいので、その解消のためにスマホなどを使って様々な情報を集められる方も多いです。しかし、情報を集めることにより、さらに不安が増してしまうなんてこともあるかもしれません。
そして、だんだん1日の中で不妊治療について考える時間が増え、ストレスがどんどん増していってしまう。なんて可能性もでてきます。

不妊治療や妊活をされている方々にとって交感神経が優位になるということは、子宮や卵巣などの骨盤内空臓器の血流が悪くなってしまうことを意味します。そうすると、卵子や卵胞、子宮内膜などに必要な栄養素、女性ホルモン、酸素、水分など妊娠するために必要なものが届きにくくなります。また、食事に気をつけ、サプリメントなどで不足している成分を補っても消化器の機能が低下している状態なので栄養素を消化・吸収する力も劣り、大腸内に食物が停滞しやすい状況にもなるので便秘しやすかったりもします。大腸に食物が停滞すると大腸で水分と一緒に毒素を体内に取り入れることになってしまいます。その毒素、卵子にとってはできれば避けてほしいもののようなのです。
これだけではありません。不育症などに関係があると考えられている免疫機能にも影響を及ぼしてしまいますし、ストレスを解消するために分泌される物質によって、プロラクチンを抑制できなくなると女性ホルモンの分泌に影響を与え、卵胞が成長しにくくなることもあります。その他に、ストレスを解消するために分泌された物質を分解する際に発生する活性酸素により卵子の老化促進を招いてしまったり、卵巣や子宮などの機能低下を引き起こしたりすることもあります。これらのことからストレスが不妊治療や妊活されている皆さんにとって、検査などでは発見できない不妊因子となっている可能性もあると考えます。

交感神経が優位の状態では、ケガしたときに大量出血を防ぐため末梢の血管は収縮します。ですから、手足が冷えます。それを気にされている方も多いです。でも、当院では、❝ 手足の冷え=不妊 ❞という考えではありません。
手足が冷えていても骨盤内空の血流や消化器の血流など妊娠に必要な働きをしてくれるところにしかっり血流を送って栄養などが届いてくれていることが大切だと思っているからです。実際、霜焼けができるほど手足の血行が悪くても妊娠されていますし、逆に手足はポカポカなのになかなか思うよう妊娠に繋がらない方もいらっしゃいます。

こうやってストレスについて考えてみると意外と厄介です。でも、もし、これらのことが不妊と関係しているのだったら、これらを解消できれば卵子の質が変化し、血流もよくなって妊娠に必要な栄養素やホルモンが卵巣や子宮に届き、内膜も受精卵を受け入れる状態を作ることができます。さらには、免疫機能も良い状態となれば妊娠に繋がりやすい身体へと変わっていくことになります。鍼灸治療もこれらのことが期待できる治療法だと私は思っています。
鍼灸治療がどのような変化をもたらすのかご紹介していきます。

鍼の刺激と脳の関係

鍼の刺激は、脳波学的研究や脳内モノアミンに関する基礎研究になどよりリラクゼーション効果があるといわれています。それは、鍼刺激時、リラックス時に観測される脳波が観測されるからです。脳には、緊張しているときに活動的になっている部分があります。その部分を鍼刺激で鎮静化させ、リラクゼーション効果が得られると考えられています。

鍼の刺激による神経伝達物質への影響

リラクゼーションには、精神安定や心の落ち着きに関与するセロトニンや快感などに関与するドーパミンなどの神経伝達物質の関与も欠かすことはできません。

・鍼の刺激によるセロトニンの分泌増加
・鍼の刺激によるリラックス効果によりドーパミンの分泌増加
・鍼の刺激によるストレスホルモン伝達の抑制

ストレス緩和と妊活

ストレスを緩和することができると、妊活にとってはプラスになることが考えられます。それについてご紹介いたします。

不妊治療(妊活)に役立つ鍼灸治療

不妊治療中は、不安や焦りなどといったストレスとの闘いでもあります。
しかし、それらが大きなストレスとなってしまった場合、そのストレスが原因で女性ホルモン分泌調整や卵子の老化、卵巣や子宮への血流などさまざまな弊害を生んでしまう可能性があります。そうすると、病院で治療しても妊娠になかなか結びつかない。サプリメンを飲んだり、嗜好品を我慢したりしているのに妊娠に結びつかない。などの状況にも陥ってしまう可能性もあります。

鍼治療を行うことによって、ストレスの全てを解消することは難しいですが、鍼の刺激により、ストレスのよる妊活にとって悪影響となる一部でも緩和できる可能性は考えられます。それにより、女性ホルモン分泌調整が正常化すること、卵子の老化を防止すること、卵巣や子宮への血流改善などが期待できます。

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