逆子の鍼灸治療

逆子の鍼灸治療

逆子と分かって何かできないかな?と考えていたとき鍼灸治療がいいと知ったけれどちょっと不安。
逆子と聞いて、お赤ちゃんやお母さんの身体への影響などお医者さんから心配はいらないと言われていても不安になってしまうときもあります。そこで、逆子についてのことや逆子の鍼灸治療についてなどをまとめました。

逆子とは

逆子とは、正式な医学用語では「骨盤位」といわれています。この「骨盤位」は胎位の異常に分類されます。
※胎位とは、子宮内での赤ちゃん(胎児)の向きのことをいいます。

一般的な胎位は、頭を下にして羊水に浮かんでいる「頭位」の状態ですが、頭が下にない胎位の状態であることを「骨盤位」といい、この状態が【逆子】となります。
逆子とは、胎児が自分で回転することを妨げられることにより生じます。

逆子(胎位異常)の種類

逆子とは、頭が上にある状態のことだけをいうのではありません。いくつか種類があるのでご紹介します。

胎児の頭が子宮口にない状態

胎児は、妊娠中期ごろまで、ぐるぐると子宮内で身体の位置を変えています。
ただ、身体が大きくなるにつれ頭が重くなるので分娩が近づくと通常は頭が下の子宮口側にきます。

胎児の頭が横や斜めに位置する状態

胎児の頭が真横になっている状態の「横位」や、斜め上・斜め下になっている「斜位」も「頭位」ではないため胎位異常となります。

逆子になる確率と原因

逆子と診断されたとき、自分だけなのでは?と考えてしまうこともあるかもしれませんが、そんなことはありません。どなたでも経験する可能性が高いことなので心配しないでください。

逆子は自然に回転する

妊娠中期頃までの胎児は30%~50%程度で逆子になる可能性があるとされています。ですから、約2人に1人の割合もしくあ約3人に1人の割合で健診時に逆子といわれている妊婦さんがいらっしゃることになります。ですが、出産のころまでに殆どが自然に回転し「頭位」になるとされています。しかし、妊娠中期までは、胎児があまり大きくないため子宮内で動けるスペースがあり、逆子であっても自然に治ることが多いのだそうです。
実際、分娩時に逆子である確率は、全分娩の3~5%程度だそうです。

逆子の多くは原因が不明

逆子の原因は、多くが分からないとされています。
ただ、明確なものも一部あり、母体側、胎児側どちらかの異常が関係している場合があります。
胎児が自己で回転することを妨げている要因とは何なのか?母体側、胎児側それぞれの要因について説明します。

母体側

  • 子宮の形態異常
    子宮筋腫、子宮奇形、子宮内部の仕切りなどがあると子宮内のスペースが制限されたり、狭くなったりして胎児の胎位に影響が出ることがあります。
  • 胎盤異常
    胎盤が子宮の上部に通常はありますが、子宮の低い位置にある前置胎盤(胎盤が子宮口にかかっている状態)や低置胎盤(胎盤が子宮口にかかっていない状態)のとき、胎児の胎位に影響が出ることがあります。
  • 骨盤の幅
    母体の骨盤が狭い場合、子宮内のスペースが狭くなり胎児の頭が下に降りにくくなることがあります。

胎児側

  • 多胎妊娠
    双子など二人以上の妊娠の場合、子宮内のスペースが限られるため、逆子になる可能性があります。
  • 羊水過多
    羊水が多いと、胎児が動き回りやすい状態になり逆子になる可能性があると考えられています。

逆子は妊娠何週ごろに分かる!

妊娠30~32週ごろに診断

逆子は、超音波検査にて胎児の頭の位置で診断されます。
ただ、逆子の場合、内診で子宮口から胎児の足、ひざ、お尻などに触れることができます。
正式に逆子と診断をされるのは妊娠30~32週のようですが、妊娠30週より前に逆子の診断をされる場合もあります。ただ、妊娠30週より前の場合、自然に回転して戻ることが多いようです。

逆子は出産をするその瞬間まで正しい位置に戻る可能性があります。帝王切開の予定が決まっていて、入院したけれど検査をしたら正常な位置に戻っていたケースがあることも耳にします。逆子は出産時までに戻る可能性があるということです。

逆子って治るのかな?

逆子体操

逆子と診断されたとき、逆子体操を指導される病院も多いと思います。
逆子体操は、胎児が自分で回転できるよう促す方法になります。逆子体操の有用性は医学的には実証されていないようですし、注意点もあるようなので、病院で指導されていない場合は、逆子体操をしないほうがいいかもしれません。

手で回転させる外回転術

手で胎児を回転させる外回転術という方法です。
リスクがあるので、最近は、外回転術をされる先生は少なくなられています。

外回転術を行っているところを見たことがあります。正直、怖いという感想を持ちました。

鍼灸治療による改善

鍼灸による逆子治療を行う時期によって違いますが、鍼灸治療による改善率は高い方だと思います。

当院でも逆子治療にお越しになられた方で妊娠38週で逆子が正しい位置に回転してくれたことがあります。このときは妊娠37週で逆子と診断されました。当院での治療回数は1回です。それ以外は、ご自宅でせんねん灸をお願いしました。

逆子を予防する方法

逆子の多くは原因が不明なので、基本的には予防法はありません。
ただ、妊娠中に下半身が冷えると、末梢の血管が収縮し、逆子になりやすいくなると言われているようなので、下半身を冷やさないようにお気をつけください。
また、軽いウォーキングなどの運動は血流をよくしてくれるので、日頃から無理のない運動をされるといいかもしれません。

逆子での経腟分娩は危険がある

現在、日本の産科では、ほとんどのところで逆子の場合、帝王切開を選択されています。それは、母体にとっても胎児にとってもとても危険だからです。

逆子と診断をされても、胎児の成長に影響はないのであまり気にし過ぎないようにしてください。
また、分娩時までに自然に治るも場合があります。
逆子の多くは原因が不明のため予防法がありませんが冷えにはご注意ください。
逆子の場合、破水をしてしまったとき羊水量が急激に減るなどのリスクがあるため、おなかが張ったり、痛みを感じたりした場合はすぐに病院に連絡をしてください。
もし、「逆子を改善したい」とお考えになられたとき、逆子治療には逆子体操だけでなく「鍼灸治療」という方法もあります。ただし、治らなかった場合についても考えて予定帝王切開のことをご家族や医師と相談しておくことをおすすめします。

逆子の鍼灸治療

待合室にて予診票の記入

治療室で予診票を見ながらお話しをお聞きします

病院を受診されたときの赤ちゃんの頭の位置などお聞きしますので、覚えていてくださると治療を行うときに治療しやすくなります。

治療しやすい服装へのお着替え 

逆子治療をご希望される場合は、基本的にはお着替えいただく必要はありません。
治療時に腹部が出しやすいもの、下肢中央付近まで素肌の出る服装でお越しください。

逆子の治療方法

1.ベッドに仰臥位(仰向け)で寝ていただき、赤ちゃんが動きやすくなるよう腹部の張りを緩めるための鍼治療を行います。

2.片足2ヶ所ずつ、計4ヶ所にお灸をします。

3.足のお灸が終わると治療終了です。

お願いすること

ご自宅での施灸をお願いする場合があります。
妊娠中期ごろまでは、ご自宅で片足2ヶ所ずつ、計4ヶ所にせんねん灸を行うことで改善できる可能性もあります。その方法で改善するのであれば、それに越したことないと思っています。
その際、治療をする経穴の説明とお灸の注意事項などはさせていただきますが、お灸はご自分で準備していただいても大丈夫です。

料金

当院では、初めてお越しいただく場合のみ初診料をいただいております。
初回のみ初診料+治療代をいただいております。

初診料           ¥500
初回は、初診料¥500+治療料金¥1,500となります

2回目以降の料金

鍼灸治療                 ¥1,500
逆子治療のみの料金になりますのでご注意ください

他の治療と比べて料金が安いのはどうしてですか?

スタッフ

当院で行う他の症状の治療に比べて、治療する部位がかなり少ないからです。いい加減な治療を行うことはありません。超音波検査なども行いませんので、治療内容に対する料金としてこの料金になっています。

お灸が残った場合

お灸の方法に安産灸という方法があります。
逆子治療のときに購入されてせんねん灸が残ったときには、お産まで毎日、安産灸をされてみてはいかがでしょうか。続けることでお産のときに役にたってくれるかもしれません。

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